さておき、息子とアスペルガー

アスペルガーの息子“ぽん太”にまつわる日々のことを綴ろうと思います

「お悩み相談コーナー(@お風呂)」に助けられてます。笑

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お風呂なら小難しい話もやりやすい

お風呂だと、難しい話もしやすい。

皆さんはそんなことないでしょうか?

 

ポン太は「残念なことに」男子。

母である私とお風呂に入れる期間は

非常に限られていると思いますので、

「一緒にお風呂に入れなくなったら

どうやってややこしい話をしたらいいのだろう?」

と暗澹たる気持ちにすらなります・・・

 

 

面と向かって、真面目に話をするよりは、

何かをしながら話をするほうが気楽ですよね。

それでいて、

お風呂という狭い空間は逃げ場がないので

話が嫌だからと言って、その場を去るのも無理。

本当にいい場所だなあと思います♪

 

 

遊びを転用して「お困りごと」を解決

ポン太は、お風呂に入るととにかく饒舌です。

といっても、大半は空想の世界の話を

延々としたがるのですが・・・

 

ここ数年、彼のお気に入りは「〇〇屋さん」ごっこ

(ジュース屋さんがお気に入りで最近はレストランも)

そこで1年ほど前に、私が思いついたのが

「お悩み相談コーナー」です。

 

「〇〇屋さん」とは、微妙に業種がズレますが(笑)

ポン太に「お悩み相談コーナー」の相談員になってもらい、

私が相談をして、ポン太から回答をもらうという遊び。

 

 

ポン太:

はい。お悩み相談コーナーです。

お悩みは何ですか?

 

私:

私の知り合いのサトシ君の話です。

サトシ君は7歳です。

 

この前、サトシ君は友達のA君・B君を家に呼んで

一緒に遊んだらしいんですが、

A君が漫画の置いてある部屋の電気をつけて

消さないまま戻ってきてしまいました。

 

それを見てサトシ君のママが

「サトシ、電気消してきてくれる?」と言うと

サトシ君は「無理。今マンガ読んでるから」

と言って全然聞きません。

それに調子に乗っていつもより反抗的です。

 

サトシ君のママは嫌な気持ちになりました。

どうしたら、

サトシ君は電気を消してくれるんでしょうか?

 

ポン太:

それは、誰のことですか?

もしかしてポン太のこと?

 

私:

いいえ、これは、私の知り合いのサトシ君の話です。

 

ポン太:

そうですか。

それはですね~

サトシ君のママが電気を消せばいいですね。

 

私:

なるほどね。

でも、サトシ君の友だちが来るたびに

遊んでいる間、ママがあちこち歩き回って

電気を消したり、ドアを締めたり…

一人で全部やるのはとっても大変みたいですよ。

こんなことでは、サトシ君のママは、

もう友達なんか家に呼んでほしくないって

言ってましたけど?

 

ポン太:

でも、サトシ君は友だちと遊ぶのが楽しくて

ママの言うことなんか聞けないと思います。

 

私:

それなら、もう家にお友達を呼べなくても

仕方ないですね?

サトシ君のお友達が家に来なければ、

サトシ君のママは、

いちいち開けっ放しのドアを締めたり、

電気を消したり、掃除をしたりしなくていいんです。

ママが疲れちゃうので、

友達を家につれてこないことにしても

いいと思いますか?

 

ポン太:

ん~・・・

それなら、またサトシ君の家の約束を

決めたらどうでしょうか?

約束を決めて、紙に書いておいたらいいと思います。

「友達がやったことでも、自分がやる」とか。

「人の話をちゃんと聞く」とか。

 

私:

なるほど!そうですね!!

さすが先生!

素晴らしい解決策をありがとうございます!

 

ポン太:

他に相談はありませんか?

なんでも相談してください。

 

私:

今日はもう相談することはありませんので。

ぜひまたよろしくお願いします!

さようなら。

 

・・・

といった具合です。笑

最後は褒めまくると次につながります。笑

ポン太の機嫌が悪くなって

途中で「その話はもうしない」となってしまって

しばらく相談コーナー遊びができないこともありますが。

 

 

自分で決めたことは、すんなりやる可能性が高い

とにかく、この「遊び」のポイントは、

本人に考えさせて、

本人に解決策を出させるということ。

 

こういうやり方だと、決まったことは

意外とすんなり受け入れてくれて、

頭ごなしに「言うことを聞きなさい!」と言うより

かなり効果的です。

 

こちら側の求める回答と

かなりずれてしまうこともありますが…

それは、あの手この手で、

妥協点を探すしかないです。笑

 

 

三者を想定して、話を進められるのは

成長してきた証でもあると思いますが、

この手法は非常に有効な気がしていますので、

何か困りごとが発生したときの対処方法として、

みなさんも、是非一度お試しくださいね!