さておき、息子とアスペルガー

アスペルガーの息子“ぽん太”にまつわる日々のことを綴ろうと思います

「〇〇しなさいっ!」から開放される小ワザ⇒「何分後にやるの?」

お互いラクになる方法を見つけよう

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冬休みになり、子供と過ごす時間が増えます。

「〇〇した?」

「早く〇〇して!」

「〇〇しなさい!!」

という発言も増えます・・・

 

当然、親も疲れますが

子供だって辟易しまくりでしょう。

 

私だって、四六時中「ああしろこうしろ」と

言いたくなんてありません。

 

そこでまずはタイマー作戦です。

 

 

 

「自分で決めさせる」

どうしたら、やるべきことをやってくれるのか?

叱らずに動くように仕向けるのはどうしたらいいのか?

(片付け、着替え、歯磨き…などなど)

心理士、医師、療育施設の職員さんらの回答は

「自分で決めさせる」

というのが、決まった答えだったように思います。

 

最近はいっちょ前に

「そんなルール誰が決めたん?!」

「お母さんが勝手に決めただけやろ!」

などと言うようになってきましたが

要するに、そういうことです。

 

自分で決めたことは、

比較的やるのです。

 

なので、先生たちには

ルールを決めるにしても

息子と一緒に考えながら決めるのが良い

と言われました。

 

できるだけそうやっているつもりです。

まあ完璧なんて程遠いですけど・・・

 

 

尊重と信頼の上に成り立つこと

ポン太に決めさせるということは、

一人の人として彼の意思を尊重し、

信頼することが前提です。

たぶんこれが重要なんでしょうね。

 

この積み重ねが、

彼の自己肯定感を高めることにも、

間違いなく、つながっていると思います。

 

話が大きくなりましたが・・・

 

 

「何分後にやるの?」

ルール作りよりも、

より切羽詰まったところで頻繁に使えるのが

「何分後にやるの?」ということ。

 

遊んでいる途中で切り上げるのは誰だって嫌です。

アスペルガーと言われているポン太は

なおのこと、切り替えが苦手です。

聞こえていないことすらありますから・・・

 

だいたい<パターン1>のような会話が続いて

ストレスが増幅していきます。

 

<パターン1>

母「片付けしたの?」

子「まだ」

母「早く片付けてよ」(★)

(3分後)

母「片付けしたの?」

子「まだ」

母「早くやって!!!」

(3分後)

母「まだやってないの?!!!(キ~っ!)」

 

上記の会話<パターン1>の、

★マークの所で、

「早く片付けてよ」ではなく、

「何分後にやるの?」と聞いてみましょう。

そしてタイマーを掛けます。

 

<パターン2>

母「片付けしたの?」

子「まだ」

母「何分後にやるの?」

子「10分後」

母「じゃあ10分タイマーしたからね」

(10分後)ピピピ・ピピピ・・・

母「タイマー鳴ってるよ」

子「はーい」(嫌々ながら片付け始める)

母「お!片付け始めたじゃん!いいね!」

 ⇒好循環!

 

これ、めちゃくちゃラクです!!

 

もう一つのメリット

もちろん忙しいときは「10分後」というのが

無理なこともあります。

「1分か、2分か、3分、どれがいい?」

という聞き方をすることもあります。

選択方式でも、だいたいうまくいきます。

ただ余裕があるなら、

好きに設定させるほうが良いと思います。

 

この前も「10分後」と言われて、

え~!?そんなに先延ばしするの?と

内心思った直後、

「10分自由時間できた?やった♪」

という気持ちになりました。

タイマーが鳴るまではこっちも自由!

 

親も怒らずに済むし、

息子も怒られずに済むし、

お互いちょっと自由になれるし、

最高です!

 

是非お試しくださいませ♪

 

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ちなみに、

タイマーが鳴ってもやらない場合は

イエローカード、レッドカードを切る覚悟で

子どもの言いなりにずるずると流されるのは

断じて阻止してくださいね♪

 

こちらの話もご参考に慣ればと思います。

pyonco.hatenablog.com