さておき、息子とアスペルガー

アスペルガーの息子“ぽん太”にまつわる日々のことを綴ろうと思います

精神面の進歩もスモールステップで

精神面の進歩もスモールステップで

 

f:id:sawacoco:20191019213816j:plain 息子の集団療育で

一緒になったお母さんから借りた本を

通勤電車の中で読んでいます。

 

アスペルガーとか

発達障害とかに

特化しているわけじゃないのですが、

予想以上に面白い。

 

 

昨日読んだ所で、

目からウロコだったのは

「スモールステップ」の話。

 

以前、発達障害の本で読んだ内容では、

平均台を最後まで渡らせるために、

5センチとか、10センチとか

小さなゴールを設けて、だんだん進ませる方法。

 

2m先のゴールに一気に進めなくても

「5センチだけなら進めるかも」と

少し進むごとに褒めていくことで

最終のゴールにも到達できる可能性が高い。

 

 

これが

保健室登校」の子どもや

人に謝ったことがない不良少年の場合、

どうなるか?

 

保健室登校の子どもには

「漫画を読んでいてもいいよ」と言って

とにかく教室の自分の席に45分座らせる。

一足飛びに授業を受けさせようとするから

できない。

この子どもにとってのスモールステップは

まずは何でも良いから

教室の自分の席で1授業終わるまで座らせること。

 

人に謝ったことのない不良少年には

「口先だけでいいから」と言って、

まずは形から入る。

一足飛びに「心から謝れ」と言うからできない。

口先だけでも謝る経験を積んでいくことが

次につながっていく。

 

なるほどなあと思いました。

スポーツとか身体面でのスモールステップは

納得しやすいのですが、

たしかに精神面で「徐々に進ませる」というのは

優等生的感覚では思いつかないかも。

実際、著者はかなり批判を受けたらしい。

 

でも私は大きなヒントをもらったように思います。

 

 

帯がない状態で借りたのですが、

帯があるとちょっと雰囲気が変わるなあ。笑

一瞬、ためらいそうな写真(^^;)