さておき、息子とアスペルガー

アスペルガーの息子“ぽん太”にまつわる日々のことを綴ろうと思います

怒らない、否定語を使わない子育て

若干リライトします。 なつかしいなあ・・・

 

怒らない、否定しない具体的方法

息子が「アスペルガーの傾向あり」と

診断されたのが1年ほど前。

そのとき「とにかく怒らないこと、否定語を使わないこと」

「通常の子育ての概念は捨ててね」みたいに言われました。

「でも甘やかすこととは違います」と。

f:id:sawacoco:20191018230439j:plain  

なんじゃそりゃ~と、ぼう然となりました。

男の子を育てているお母さんたちからよく聞くのは

「毎日怒鳴り続けてるよ」という話。笑

「何してるの!」「それはダメ!」「やめなさい!」

私だって、そうやって育てられたと思います。

 

しかし、どうもその手が使えない・・・

「標語のようにルールを覚えさせて

ダメなことをしないように導く」という方法を

その時先生からは教えていただきましたが。

 

そこで、

「食べる時間は食べる」

「駐車場では走らない」とか、

「お風呂から出たら、まずパンツ」とか

毎日のように唱えています。笑

多少の効果はあったと思います・・・

 

しかし。やはり暗中模索。

ず~っと試行錯誤の毎日でした。

 


“アメだけでいい。ムチはいりません”


以前、「精神面の進歩もスモールステップで」で

紹介した『子育てプリンシプル』の著者

奥田健次さんの別の本。

題名を見て「これで叱らないヒントがつかめるかも」と

さっそく手に入れて貪るように読みました。


 

「怒らないでどうやって子育てするの?!」

と暗中模索の方には、ぜひ一度読んでいただきたい。

 

まずは、できた時にすかさず褒める。以上。

 

「あ!もうお味噌汁が半分に減ってる!早いね~」

「一人でチャックできたの?成長したね!」

など、小さいことでいちいち褒めることにしました。

 

相変わらず、些細な事で怒る息子ですが、

最近以前よりちょっとマシになった気がします。

 

本では、

困った行動、治したいクセ、

お手伝い、お片付け・・・

こういった「日々どうしたらいいの(><)」と

イライラ・悶々としている問題の解決策が

具体的に提示されています。

 


怒る回数が減ると、自分もラク


怒りたいのに怒れない。

でもやっぱり怒ってしまうこともある。

ちょっと怒れば息子も爆発して泣きわめく。

泣きわめかれると、私もぐったり・・・

 

泣きわめいてしんどいのは息子も同じなのかも。

泣きわめいて嫌な気持ちになる回数が少ないほうが

たぶん本人にとってもラク

そして、私も気持ちが軽くなる。

 

言わば、怒る子育ては、負のスパイラル。

褒める子育ては、正のスパイラルという印象。

まだ、始めて10日ほどですが、

今のところ、特にデメリットは感じていません。

 

褒めて育てると、褒めないとやらなくなるのでは?

とかいう心配もありましたが、

怒ってもやらないよりは、だいぶマシな気がします。

 


“子ども主導ではなく、親主導”


親主導。

これが、わかっているようで、

わかっていなかった重要なポイントでした。

目からウロコというか、

すーっと、視界がひらけた思いがしました。

 

言葉の重みを感じさせるために、

喪失経験をさせること、

選べない経験をさせること、

時にレッドカードを出すこと・・・

そういったことを積み重ねていくことで

我慢できる子になっていく。

 

ぎゃーぎゃー泣きわめかれることを避けるため、

今まで子ども主導になっていたのではないかと、

そういう思いに至りました。

 

怒れないことと、甘やかすことが

今までごっちゃになってしまっていた。

きっとそうだと、はっとしました。

少なくともそういうことが何度もあったように思います。


まとめ


  1. 怒鳴り続ける育児に疲れてたアナタ、ぜひ一度『叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本』を読んでみて下さい。
  2. 親主導をベースに、褒める子育てにシフトしてみて下さい。怒る育児が負のスパイラルだったことに気づくと思います。

 

2017-12-16