さておき、息子とアスペルガー

アスペルガーの息子“ぽん太”にまつわる日々のことを綴ろうと思います

私は、ベストを尽くせていたのだろうか。

 

ポン太の学校が完全に通常時間になって一週間。

ツタヤ ディスカスで借りているDVDをようやく鑑賞。

3ヶ月も見ないままだった・・・。

もったいない・・・(><)

でもそれほど自分の時間がなかったということ。

 

孤独な戦いに共感

観たのは『博士と彼女のセオリー』。

 

難病ALSの天才学者ホーキングとその妻ジェーンの話。

 

全然想像もしていなかったのですが

観終わって、号泣してしまいました。

 

愛はあるのに、愛せなくなっていく。

現実が過酷すぎて・・・

現実に日々疲弊してしまって・・・

 

 

夫の介助がベースにありながら、

3人の子宝に恵まれて、

どう考えても助けが必要な状態。

それを当初ほとんど一人でこなしていたようで

ジェーンの表情がどんどん暗くなっていくのが

見ていて辛かった。

 

そりゃ、ホーキング博士だって、

当時余命2年と言われて、

ジェーンを巻き込みたくないと突き放し

(結局ジェーンの説得で結婚するのですが)

絶望的だったとは思います。

 

それでも私はどうしても

ジェーンの孤独な戦いに共感してしまうのでした。

 

あなたが頑張ってないからじゃない

なぜか、見終わってしばらくして、

ポン太が最近、とても穏やかで

にこにこしていて平穏であることに

改めて気付かされ、

ひるがえって、数年前まで、

毎日のように些細なことで泣きわめき、

理不尽に思えるポン太の態度に

私自身が疲れ切っていたことを思い出しました。

 

当時は、私も一杯一杯だったのです。

文字通り、感情があふれる寸前。

そんな状態が頻発していました。

 

だから仕方なかったんだ、と思いつつ、

7歳の今よりもっと幼く、

可愛らしかったポン太を

私は十分愛せていたんだろうかと。

 

怖い顔、疲れた顔、嫌そうな顔ばっかり

していたんじゃないかと。

 

・・・そう思うと、涙が出てきました。

 

人間、ボロボロに疲れてしまうと

大事な人に対してすら、

大事にできないことがある。

 

恐ろしいなあと思いつつ、

そういうときは、

やっぱり外部の助けが必要だと思います。

 

あなたが頑張ってないからじゃないんです。

助けが足りないだけなんです。

 

ホーキング博士の夫婦も

もっと手厚い支援があったら、

ジェーンの心身が擦り切れることなく、

愛ある夫婦として添い遂げられたかもしれない…

そんなことを思ってしまいました。

 

子育てに手遅れはない

ポン太がもっと幼く可愛らしかった頃に

笑顔の毎日が送れたら良かったのになあと

ふっと思ったりするのですが

ポン太がポン太である限り、

「幼い時期に泣きわめく生き物」なのかもしれない。

 

子育てに手遅れはないと聞きます。

気づいたときにスタートしたらOK!と。

 

今日からまた二人で

楽しい日常を積み重ねていこう!

と決意をしたのでありました。

 

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やっぱり映画はいいな~♪

がんばって見続けようっと。