さておき、息子とアスペルガー

アスペルガーの息子“ぽん太”にまつわる日々のことを綴ろうと思います

「金髪にしたい!」

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朝ごはんを食べながら、

ポン太が突然「金髪にしたいな~」と言いました。

 

 

おそらく、ポケモンやらドラクエやら

見ている漫画などの影響かと思いますが…

 

あまり注目を浴びたがらない性格と思っていたので

ちょっとびっくりしました。

いやしかし、そう来たか・・・

 

私:

「お母さんの友達が、

 昔、大学生のときに金髪にしたけど

 めっちゃ痛かったって言ってたよ。

 強い薬が頭に付くから、

 ピリピリしたり、しみたりするって。

 それでもできる?

 大学生になってからにしたら?」

 

ポン太:

「じゃあ、青にしようかな?」

 

私:

「青も金も同じだよ。

 それに染めるのめちゃくちゃお金かかるよ。

 1万円とかもっとかかるかも」

 

ポン太:

「え~じゃあやめとく。

 でも、学校の近くで

 ピンクと緑の髪の女の人、たまに見るねん。

 ポン太も生まれつき金色だったら良かったのに」

 

私:

「へ~それは目立つね。

 日本の人は黒い髪の人が多いけどね。

 世界中には金色の髪の毛の人も多いよ。

 でもポン太が金色にしたら

 みんなにめちゃくちゃ見られるよ。

 超目立つと思うけどいいの?」

 

ポン太:

「うん、いいけど。

 青半分、金半分でもいいな・・・」

 

・・・

 

「金髪にしたい」と突如言われ、

一瞬、校則やらルールの話に

持っていこうかと思ったのを止めましたが、

やっぱり、私の発言は

否定する方向になっちゃいましたね(^^;)

 

日本はたまたま黒髪の人が多けど

もちろん海外から来た人で

金や茶色の髪の毛の人はいるし、

カラフルな髪の人たちが暮らす国では

どうやら染髪禁止みたいな校則も皆無みたいでした。

(私のオーストラリアホームステイ体験によると)

 

こういう時に、頭ごなしに、

「ダメ!」「何言ってんの?!」と言うのではなく

とりあえず冷静におしゃべりできて良かったなあと

思いました。

しかし、一言、「金髪もいいね!」と

言えなかった(と思う、焦っていて記憶が曖昧…)ことが

悔やまれます。

 

つくづく、日頃から、考えをまとめておくことが

いかに大事か、突きつけられたプチ事件でした。

 

多様性を認められる価値観、

広い視野で考えられる知識を

常に吸収したいなあと改めて思いました。