さておき、息子とアスペルガー

アスペルガーの息子“ぽん太”にまつわる日々のことを綴ろうと思います

怒涛の日々の終焉に、歩んだ道を振り返る。

卒園の涙の理由

3月から4月。

それは息子にとっても、私にとっても

とても大きな区切りの時となりました。

 

小1の壁

3/28、息子が保育園最終日を終えてしまいました。

それと同時に実は仕事も辞めました。

 

退職の一番大きな理由は、小学校に入学すると

出勤時刻より登校時刻のほうがだいぶ後になり

突然カギっ子にするのが非常に困難と判断したから。

(小学校が近い人は要注意!登校時刻が遅いので!)

いわゆる「小1の壁」ですね。

 

うちの子は6歳になってまだ半月も経たないほどで

ちょっと出産が遅れたらあと一年保育園にいたと思うと

ここで無理をさせたくないと思いました。

 

そんなわけで、

卒園・入学準備に加え、退職準備もあったので

日常の何倍もやることに追われていたわけです。

 

仕事を辞めて、少しホッとしているのも事実

家事は嫌いだし、自分で稼ぎたい私にとって

「専業主婦」は大いなる苦痛…。

それでもこの数年で溜め込んだ「家事」の

清算に取り掛かれると思うと、

少なからず清々しい気持ちがします。

 

小1は、人生最大の転換期と言ってもいいくらい、

がらりと生活が変わる時期なので、

変化に弱い息子には大きなストレスになるであろうと

今のところ想像しています。

 

なので、小学校に呼び出されたり

一緒に登校しないといけないような事態も想定し

何かあればいつでも対応できる状態にしておくのは

私の精神衛生上も非常に好都合だと考えました。

 

本当に大変だったなあ・・・

それにしても、

卒園に関しては自然ととめどなく涙が出ます。

不思議なほど泣けるのは何故だろうと考えると

やっぱり「苦労と不安の末の、やり切った感」かな、

と思います。私の場合は。

「ああ、本当に大変だったなあ・・・」と。

 

息子が就学する前の4年とちょっと、

起きている時間の大半を過ごした保育園。

アスペルガーの息子は、私はもちろん、

先生方にも多大なるご苦労をかけたと思います。

先生方の涙は、戦友の涙のようなもので、

一緒に泣かずにはいられません。笑

 

当然、日々喜びもありますが、

息子の特性上、辛いことも山のようにあり

辛さに押しつぶされそうになることも多々ありました。

 

だから、この濃密な保育園時代を振り返ると、

気づかぬうちに抑えてきた気持ちが溢れ出るのかなあ

と思います。

 

これはきっと定型のお子さんをお持ちの親御さんも、

仕事と家庭の両立があまりにハードで、

心身ともに崩壊寸前だった時期があったりした場合、

「よく乗り越えた、自分!」という気持ちが

一気に溢れてくるのではないでしょうか。

 

当然、子どもたち自身が

「よく頑張った」「こんなに成長した」

という気持ちから泣けてくる面もありますが

それと同等か、それ以上に、

自分の苦労の量が、卒園という通過点を経て

涙に変わることが多いように思います。

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(↑退職日にいただいた花束に入っていました。自分では絶対に買わないピンクでしたが、造形はやっぱり美しいですね…)

 

所用により4月に入ってもまだバタバタしていますが

少し落ち着いたら、燃え尽き症候群のように

なってしまわないか若干不安です。。。

不安だらけ。。。

 

いや、勝手に「終焉」と思っているけど、

さらなる怒涛の日々がやってくることもあるか。苦笑